「美帆は一生懸命生きていました。その証しを残したいと思います。美帆の名を覚えていてほしいです」。相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」の殺傷事件で犠牲になった19人の1人、19歳の女性の母親が8日までに報道各社に手記を寄せ、名前を公表した。「会いたくて会いたくて仕方ありません」と心境をつづった。殺人罪などに問われた元職員植松聖被告(29)の裁判員裁判初公判は同日、横浜地裁で開かれる。

 母親によると、美帆さんは人の心をつかむのが上手な性格。自閉症で言葉はなかったが、仲良くなりたい人の隣にすっと近づき、以前から知り合いのように接したという。