20年以上にわたって根強い人気を誇るライトノベル「魔術士オーフェン」シリーズがアニメ化され、BSフジなどで放送される。主人公オーフェンの声を演じる声優の森久保祥太郎と原作者の秋田禎信が、その魅力を語った。

 新作アニメ「魔術士オーフェンはぐれ旅」は、魔術の暴走で異形の姿となり、失踪した姉を捜す主人公の旅路を描く。自身もファンという森久保は、原作が長く愛される理由を「時代に左右されない、王道のファンタジー。独特の文体でつづられた壮大な世界観に、唯一無二の魅力が宿っている」と話す。

 森久保は過去の2作でもオーフェン役を務めた。「経験の浅かった自分が、声優として大事なことを学ばせてもらった役。再び演じられて光栄です」。年齢を重ねたことで、逆に役柄の「若さ」や「未熟さ」も意識して演じられるようになった。「今の自分で、令和版のオーフェンを作りたい」と決意を語る。

 共演する声優や制作スタッフの中には、子どもの頃からのファンも多いという。秋田は「細かい設定や時系列について、僕より詳しい人もいる。ここまで思い入れを持って作ってもらえるアニメはなかなかない」と顔をほころばせる。

 主人公たちが魔術を使う場面の演出などは、最新の映像技術でより華やかに。秋田は「当時の自分がイメージしきれなかった音や動きがどう表現されているか、楽しみです」と期待を寄せた。