軍医でもあった文豪、森鴎外(1862~1922年)が医師の心構えを説いた文章が、島根県津和野町にある森鴎外記念館の所蔵資料から新たに見つかった。同館によると、鴎外の作品をまとめた全集には収録されていないという。

 医療機器に頼らず目や耳で丁寧に観察する重要性を説いており、同館の山崎一穎(やまざき・かずひで)館長は「鴎外が医師の心構えを直接的に説いた文献は他になく、貴重な資料だ」としている。同館は3月発行の機関誌で特集を組み、全文や現代語訳を解説付きで掲載する予定。