メディアの朝鮮半島を巡る報道への不満から、NHKに勤務する男性の首を刃物で切り付け、大けがを負わせたとして殺人未遂などの罪に問われた韓国籍の李宰弦被告(48)に、東京地裁は30日、求刑通り懲役15年の判決を言い渡した。

 判決理由で佐々木一夫裁判長は「動機は理不尽かつ自己中心的な上、報道に携わる人間の身の安全を脅かすことによって報道の自由を封じようとするもので、民主主義社会で決して許されない犯行だ」と述べた。

 被告は「記憶がない」として無罪を主張していた。同裁判長は「自ら警察に出頭し、具体的に供述しており、信用性を疑わせるところは見当たらない」と指摘した。