2020年春闘で労使が考えを示す経団連の「労使フォーラム」は29日、産業別労働組合や企業の幹部らが交渉に臨む方針などを説明し、2日間の日程を終えた。労組側からは賃金の底上げや格差是正を重視する声が相次いだ。

 自動車業界の労組で構成する自動車総連の高倉明会長は「(基本給を引き上げる)ベースアップの上げ幅ばかりに目を向けていては大手追従からの脱却は進まない」と語り、賃金の絶対額にこだわる姿勢を示した。

 一方、企業側では日本特殊陶業の労務担当役員が賃金だけでなく人材育成など「人への投資」に力点を置いていることを紹介した。