世界遺産で国宝の姫路城(兵庫県姫路市)で、敵を監視して攻撃するためL字形に造られた「太鼓櫓」の内部が2月に初公開されるのを前に、報道陣向けの説明会が29日、開かれた。

 城の南東部に位置する石垣の上に建てられた木造平屋の太鼓櫓には三つの部屋があり、計約52平方メートル。L字形で、東や南から攻めてくる敵を2方向同時に攻撃できる構造になっている。1部屋は大人10人が入れば身動きが取れなくなるほど。銃や矢を放つための30センチ四方の小窓が複数ある。

 実際には、姫路城の中心部は攻められたことがなく、鉄砲や槍などの武器を収納する倉庫として使われたと考えられている。