経営再建を目指していた山形市の老舗百貨店「大沼」は27日、山形地裁に自己破産を申請したと明らかにした。26日の営業終了後、山形本店など全3店舗を閉鎖した。消費税引き上げなどに伴い、売り上げが低迷していた。

 信用調査会社によると、同社は26日に役員会を開き、営業終了後、従業員に営業停止と解雇の方針を通達したという。

 大沼は1700年創業で、松坂屋、三越に次ぎ全国3番目の老舗とされる。2018年4月に東京の投資ファンドが再建に着手したが、古参幹部と対立したファンド出身の社長が解任されるなど経営が混乱。19年8月には、主要店舗の米沢店を閉店していた。