和歌山県串本町の串本海中公園の水族館に16日、深海生物のラブカが持ち込まれた。原始的な形状から「生きた化石」と呼ばれる。体長約1・2メートルの雄で16日午前、同県太地町沖の水深約550メートル付近で漁師の釣り針にかかった。吉田徹副館長(37)は「生きたままの捕獲は珍しい。飼育は難しいが経過を見守りたい」と話した。

 吉田副館長によると、水深500メートルから千メートル付近に生息し、ひだ状のえらと鋭い歯が特徴。駿河湾などで捕獲例がある。水槽の中で歯をむき出し、灰色の体を揺らしていた。