再生医療に使う脂肪幹細胞を無許可施設で培養したとして、再生医療安全性確保法違反の疑いで大阪府警に逮捕された大阪医大元講師伊井正明容疑者(52)と製薬会社元従業員浜園俊郎容疑者(62)が今回の事件前、歯の幹細胞を使った再生医療計画を川崎市の再生医療関連団体の審査委員会に申請していたことが16日、団体などへの取材で分かった。大学側には計画を伝えていなかった。

 2018年10月から始まった審査でかかった約300万円は、計画を実施予定だった東京のクリニックが負担。クリニックは伊井容疑者らから追加で約1千万円の医療機器購入を求められるなどしたため、計画を中止した。