「母さんの娘で良かった」と言ってもらえるように、一日一日を生きよう―。阪神大震災で長女の中北百合さん=当時(14)=を亡くした兵庫県西宮市の主婦、富代さん(67)が、被災後の家族の歩みを描くドキュメンタリー映画「海の日曜日」を製作した。百合さんに誇れる生き方をするという目標に「少し近づけたかな」と語る。

 慣れないカメラを手に取り、夫で建築家の幸さん(67)と、東日本大震災の津波で長男を失った岩手県陸前高田市の農林業、佐藤直志さん(85)の交流を撮影。家族の映像や証言もまとめた。