北海道浦幌町の浦幌アイヌ協会が、法律や道規則で禁じられた河川でのサケ捕獲は、先住民族が持つ権利「先住権」であり、法や規則が適用されないことの確認を国と北海道に求める訴訟を起こす方針を固めたことが12日、関係者への取材で分かった。4月にも札幌地裁に提訴する。アイヌ民族による先住権の確認を求めた訴訟は初めて。

 先住権は先住民族の集団に認められた権利。国は昨年5月に施行した法律で、アイヌを初めて「先住民族」と明記したが、アイヌの集団は存在しないとして先住権を認めていない。訴訟では「集団とは何か」が大きな争点となりそうだ。