鳥取県米子市で12日、小正月の神送り行事「トンド」があり、その年の福徳をつかさどる「歳徳神」を乗せたみこし行列が家々を巡って厄を払った。県西部の弓浜半島一帯と島根県東部に江戸時代から伝わる伝統行事。

 米子市和田町では三つの地区に分かれ、みこし行列がそれぞれ巡回。白装束に烏帽子姿で神職役を務める住民らが、太鼓や笛を鳴らして練り歩いた。地区の全ての路地を一筆書きで回るルール。一行は地図を手に「道が違うぞ」などと声を掛け合い、約5時間かけて巡った。

 待ち受けた住民が手を合わせたり酒やミカンをふるまったりすると、足を止めて「清めたまえ、はらいたまえ」と唱えた。