【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は10日、内戦下のシリアに関する公開会合を開き、シリア政府の許可なしで隣国トルコとの国境2カ所から人道支援物資を越境搬入する国連機関などの支援事業を半年間継続する決議案を賛成多数で採択した。10日は搬入権限の期限日。同支援に頼る約400万人の人道危機が目前に迫る中、失効直前のぎりぎりで合意した。

 決議案はベルギーとドイツが提出。両国は国境3カ所からの搬入を1年延長する内容の決議案を用意したが、常任理事国ロシアの拒否権行使を避けるため妥協を強いられた。