福岡県大牟田市は10日、昨年12月に福岡市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」現地代表としてアフガニスタンで活動中に殺害された医師中村哲さん(73)に、市民栄誉賞を授与した。大牟田市には中村さんの自宅がある。関好孝市長は授与式で「平和への多大な貢献をたたえ、活動の支援の輪が広がることを祈念する」と述べた。

 表彰状を受け取った妻尚子さん(66)は、謝意を述べた上で「庭いじりをしたり、机で仕事をしたりする姿が今もよみがえる。1カ月はあっという間で悲しいばかり」と胸の内を明かした。

 中村さんは1974年11月から79年6月まで、大牟田市内の病院で勤務した。