上皇后美智子さまは8日、入院している東大病院(東京都文京区)で左胸の乳がんの摘出手術を受けられた。宮内庁の永井良三皇室医務主管は同日夜、手術は無事に終了し、術後の経過も順調だと明らかにした。がんは最も症状が進んでいない「ステージ1」で転移も認められなかった。数日で退院する見通し。

 宮内庁によると、手術は、静岡県立静岡がんセンターと東大病院の医師らが執刀し、全身麻酔の上、乳房を温存する乳房部分切除術を行った。腫瘍は1センチ弱で、がんを中心に周辺組織を約5センチ切除して調べた結果、リンパ節への転移も見られなかった。最終的な病理診断は1~2週間かかる。