アイヌ民族の男性が北海道紋別市の川で、サケ漁は認められた先住民族の権利だとして、道が規則で定める許可申請をせずに儀式のためのサケを捕獲し、道警の取り調べを受けていることを巡り、アイヌや学者らでつくる市民団体が、規則を改正するよう近く道知事などに意見書を提出することが7日、分かった。

 提出するのは「アイヌ政策検討市民会議」。意見書では、先住民族の権利は、国際人権規約や人種差別撤廃条約などで保障され、漁も文化享有権の一つとして認められていると指摘。憲法で国際条約などの順守を定める日本が「アイヌの権利回復について議論すらしていない」と批判する。