奈良県桜井市にある桜井茶臼山古墳(3世紀後半~4世紀ごろ)で出土した大王級の人物が葬られたとみられる長さ約5メートルの木棺が、県立橿原考古学研究所(同県橿原市)で展示されている。一般公開は初めてで、10月末まで土日祝日を除き無料で見ることができる。

 同古墳は古墳時代前期に造られた全長約200メートルの前方後円墳。1949~50年と2009年に行われた発掘調査では、水銀朱が塗られた石材に囲まれた竪穴式石室で、銅鏡など大量の副葬品を発見。木棺は09年に取り出され、研究所は10年間にわたり調査や保存処理をした。