京都府向日市の五塚原古墳(3世紀、前方後円墳)の発掘調査で、竪穴式石室が見つかり、市埋蔵文化財センターが6日発表した。大きさや形がふぞろいな川原石で石室を築いていた。センターによると、川原石を用いるのは弥生時代末期に瀬戸内地域でみられた伝統的な手法だが、中国の墓制の影響を受けて次第に板石積みで築かれていったと考えられている。

 五塚原古墳と同時期の中山大塚古墳(奈良県天理市)の石室は板石積み、黒塚古墳(同)は石室の下側は川原石、上部は板石を用いており、センターは、石室を築く手法が複数併存した移行期だった可能性を示すとしている。