【ウィーン共同】7月に任期途中で死去した国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長の後任を決める選挙の立候補届け出が5日、締め切られた。IAEA幹部として天野氏を補佐した2人と、核実験禁止を監視する国際機関トップ、原子力規制専門家の女性の計4氏の混戦模様になっている。

 IAEA最大の任務は核兵器の拡散防止だが、イラン核合意は崩壊の瀬戸際に追い込まれ、北朝鮮非核化は停滞、米ロなど保有国は核戦力増強を進める。核軍縮と拡散防止の国際的枠組みが揺らぐ中、岐路に立つ「核の番人」の重責を担う新指導者選びが本格化する。