昭和天皇が晩年、和歌を作る際の推敲に使った直筆とみられる草稿が5日までに、保管していた男性から学習院大史料館(東京都豊島区)に寄贈された。同館は今後、一般公開も視野に入れ、草稿の分析、整理を進める。

 寄贈者は、天皇の身の回りの世話をする内舎人を約20年間務めた東京都内在住の牧野名助さん(93)。4月に入り牧野さんが同館に相談し、今月4日に寄贈した。牧野さんは「昭和天皇の思いがこもったメモなので、しっかりとした研究機関に預けたいと思った」と話した。

 草稿には1985~88年に詠んだとされる和歌が「宮内庁」と記された罫紙29枚表裏に57ページ分書かれている。