2011年の紀伊半島豪雨災害から8年となり、29人の死者・行方不明者が出た和歌山県那智勝浦町で4日、町主催の慰霊祭が開かれた。遺族や関係者ら114人が参列し、慰霊碑前に白いカーネーションを供えて、故人をしのんだ。

 開式とともに町内全域で追悼のサイレンが鳴らされた。式辞で堀順一郎町長(60)は「各地の災害を見ると8年前を思い出し胸が締め付けられる。防災・減災対策に全力で取り組む」と決意を表明。遺族会の岩渕三千生会長(58)は「何年過ぎても心の傷が癒えない。過去の教訓を生かし、命は自分で守る行動をとって」と呼び掛けた。