住友化学は30日、農薬の南米市場拡大を見込み、オーストラリアの農薬大手ニューファームの南米事業を約700億円で買収すると発表した。

 住友化学によると、南米は世界の農薬市場の約4分の1を占め、北米や中国を上回る世界最大の市場。世界の人口増加に伴う食料需要の高まりを背景にさらなる拡大が予想されている。

 住友化学はニューファームが所有するブラジル、アルゼンチン、チリ、コロンビアの子会社4社の全株式を取得する。南米で開発から販売まで一貫した事業運営が可能となるという。

 南米での農薬事業の売上高は、買収で2018年の約3倍、1千億円超となる見込み。