植林地を食い荒らすシカを捕獲するため、和歌山森林管理署(和歌山県田辺市)が足用の「くくりわな」の新たな設置法を3年前に開発、捕獲数が急増した。考案者名から「小林式誘引捕獲」と呼ばれ、他の森林管理署も採用しつつあるという。

 同管理署によると、従来の方法では、くくりわなを林道から離れた獣道に設置。適した場所を見極める経験や技術が必要で、年間で数頭の捕獲にとどまっていたという。

 ビデオカメラで撮影した生態記録や餌の食べ残しの観察から、餌をドーナツ状に置いて中央に長さ20センチ余りのわなを仕掛け、周囲にもぱらぱらと餌をまいてシカを誘引する方法を考案した。