JR北海道のリゾート列車「クリスタルエクスプレス」が29日、老朽化のため引退した。ラストランの発着駅では多くの市民や鉄道ファンらが動画や写真を撮りながら、別れを惜しんだ。

 クリスタルエクスプレスは1989年12月に営業運転を開始。主に夏は富良野エリア、冬は新得エリアなどと、札幌を結んで走った。前方の展望を楽しめる座席や、ディーゼルカーとしては日本初の2階建て車両を連結している。ラストランの切符は8月に発売され、すぐに売り切れた。

 富良野駅でクリスタルエクスプレスを見送った横浜市の20代の女性会社員は「引退は寂しいが、車両を保存してほしい」と話した。