会員の高齢化を理由に被爆者団体が解散した広島県坂町で29日、被爆2世を中心とした新しい団体「坂町原爆被害者友の会」が発足し、結成総会が開かれた。発起人で2世の池田節男さん(70)が「若い世代と平和問題を考える場をつくっていきたい」と述べた。

 坂町は広島市に隣接しており、多くの被爆者が住む。広島県原爆被害者団体協議会(県被団協)によると、1956年に前身の被爆者団体が発足し、毎年8月6日に慰霊祭を催すなどしてきたが、高齢化で役員の担い手が見つからず、昨年6月に解散した。

 母親の被爆体験を聞くなどしてきた池田さんが呼び掛け、被爆者や2世ら計43人が集まった。