東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受けた宮城県女川町で29日、トヨタ自動車が開発した1人乗り小型電気自動車(EV)の展示・試乗会が開かれた。同町では住民に無償貸与し、活用方法を探る社会実験を実施中で、人口減や高齢化が進む被災地での新たな移動手段として期待がかかる。

 小型EVは道交法上、電動車いすに分類され、使用者は歩行者扱いとなるため、運転免許は不要。最高時速は6キロで、障害物を探知すると自動減速する。

 町はトヨタと連携し、津波被害で高台へ移転した住民に10月15日までレンタル。低地の商店や病院への移動を通じて、小型EVの利便性や今後の活用法を検証する。