加藤勝信厚生労働相は28日、ハンセン病の元患者らが入所する国立療養所「多磨全生園」(東京都東村山市)の創立110周年式典に参加し、「平成から令和に時代が移り変わる中でも、ハンセン病問題の解決は道半ば。解決に全力を挙げて取り組むことを約束する」と述べた。

 式典には入所者ら約160人が参加。石井則久園長は「110年の間、入所者の生活は困難の連続だった。ハンセン病の偏見差別のない、人権を尊重した社会を目指すことを誓う」とあいさつ。加藤氏は、家族への差別被害を認めた熊本地裁判決を踏まえ「元患者やご家族の名誉回復や偏見差別の根絶に向けた取り組みを行う」と述べた。