日本画家の千住博さんが作品の専属販売契約に違反したとして、東京・銀座の画廊が約17億9千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は27日、訴えを一部認め約2億3千万円の支払いを命じた。

 千住さんは2002年に「作品は画廊を経由して販売する」との合意契約書を締結。契約書には「諸事情で直接納品しなければならない場合は例外」とのただし書きがあり、千住さんは11~17年、別の四つの画廊に計約700点を直接売った。

 千住さん側は「長年つきあいのある画廊との取引は例外だ」と主張。鈴木正紀裁判長は「別の画廊への販売は例外に当たらず契約に違反している」と結論付けた。