人気キャラクター「バットマン」で知られる米DCコミックスのコミック・アーティスト兼共同発行人を務めるジム・リーさんが来日。世界中で愛されるDC作品の今後について「より多様な国の、多様な価値観を反映したキャラクターが活躍することになると思う。バットマンも時代とともに変わるかもしれない」と語った。

 コミック「バットマン ハッシュ」など、ベストセラーをいくつも手掛けたリーさん。現在は同コミックスのキャラを監修する立場で、さまざまな映画やアニメの制作に関わる。「世界屈指の監督や脚本家たちと仕事ができてうれしい。たまに現場が恋しくなるけどね」

 先人が生み出したアメリカンコミックのヒーローを受け継ぎ、発展させるため「キャラの一貫性を大事にしつつ、魅力を最大限に引き出すよう心掛ける」のがポリシーだ。

 バットマンは今年、誕生80周年。変わらぬ人気を誇るが、実は科学の進歩によって、大きな転機を迎えるかもしれないという。

 飛行能力や怪力などのスーパーパワーを持たないことがバットマン最大の特徴。「では将来、人類が科学の力で(スーパーマンのように)自由に空を飛び回ったり、壁の向こうを透視したりできるようになったら、彼は一体どうすればいいのか? 答えはまだ出ていません」と課題を明かした。