和歌山県田辺市議会は27日、「紀州のドン・ファン」と呼ばれた資産家で昨年5月に急性覚醒剤中毒で死亡した同市の酒類販売会社の元社長野崎幸助さん=当時(77)=から遺産の寄付を受けるための関連費用6540万円を含む一般会計補正予算案を可決した。

 市によると、関連費用は弁護士委託料3380万円など。遺産は、不動産などを除き約13億2千万円。今後、配偶者側と遺留分や不動産などの処分について協議を進める方針。使途は現段階では決まっていない。

 昨年8月、自身の全財産を田辺市に寄付するとの内容が記載された野崎さんの遺言書が和歌山家裁田辺支部から市に届いていた。