東京湾の人工島「中央防波堤」の帰属を巡って東京都大田区が江東区との境界の確定を求めた訴訟で、江東区は26日、東京地裁の一審判決を受け入れ、控訴を断念することを明らかにした。人工島の一角は2020年東京五輪・パラリンピックのボートやカヌーの競技場となるが、住所がない状態が続いている。

 江東区の山崎孝明区長は、同日の記者会見で「区が主張してきた歴史的経緯はまったく考慮されず、納得できない判決だが、五輪までに解決するという大田区との約束は重い」と述べた。区議会の全員協議会も控訴を断念することで全会一致した。一方、大田区は「検討中」としている。