紛争下のコンゴ(旧ザイール)で性暴力被害者の治療を続け、昨年ノーベル平和賞を受賞した産婦人科医デニ・ムクウェゲ氏が10月上旬に訪日する。本人の希望で、東京と京都での講演に加え、広島を訪れて被爆者と面会し、平和記念公園の原爆慰霊碑に献花する予定だ。

 「日本に行くなら、ぜひ広島に寄りたい」。コンゴ東部で横行する兵士らによる性暴力は地域社会を破壊する「兵器」だと強調し、撲滅を訴えるムクウェゲ氏。訪日を企画した市民団体によると、核兵器の被害を乗り越えて平和を追求する広島の経験から新たな知見を得たい考えだという。