財務省は25日、2019年上半期の税関による関税法違反事件の取り締まり状況を公表した。覚醒剤や大麻などの不正薬物の押収量は前年同期比で約2・7倍の約1581キロに上り、記録が残る1985年以降、上半期として最多となった。

 このうち、約2・8倍の約1460キロを占めた覚醒剤は、暦年でも4年連続で1トンを超えることが確実になった。静岡県南伊豆町の海岸で6月に約1トンを押収した事件があり、全体を押し上げた。

 金塊の密輸では罰則強化の効果などで押収量が92%減の約146キロと激減したが、同省は「消費税増税で利ざやが拡大し、再び増える懸念がある」と警戒している。