日銀の黒田東彦総裁は24日、大阪市内で講演し、金融政策の運営について、米連邦準備制度理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)の金融緩和に触れ「リスク予防的、保険的な対応を意識する点では日銀も同様のスタンスだ」と述べた。経済や物価の動向に変調を来す恐れがある場合、追加緩和に踏み切る姿勢を改めて強調した。

 次回10月30、31日の金融政策決定会合の結果は「現時点で予断を持っていない」とも語った。米中貿易摩擦の行方など状況がめまぐるしく変化することを理由に挙げた。追加緩和を催促する市場関係者をけん制する狙いもあるとみられる。