三菱重工業は23日、11日に火災で打ち上げを延期したH2Bロケット8号機について、出火した発射台下部の断熱材をアルミシートで覆い、延焼や静電気の発生を防ぐ対策を講じたと発表した。国際宇宙ステーションへの無人補給機「こうのとり」を載せて25日午前1時5分に打ち上げる。

 同社は、断熱材の表面を覆う耐熱材に吹き付けられていた液体酸素が静電気を発生させたと分析。酸素濃度が高い状態で断熱材の一部が露出して引火したとみられる。火災の煙や消火作業の放水による機体や補給機への影響は確認されなかった。同社は「予想していなかった。非常に厳しく重く受け止める」としている。