三重県の鈴木英敬知事は23日、真珠をつくるアコヤガイが大量死した同県志摩市の英虞湾を訪れて被害状況を視察した。取材に「死んだ貝を実際に見て、これまでにない事例だと実感した」と述べ、原因究明や養殖業者の経営支援に全力で取り組む姿勢を示した。

 視察後の意見交換では、業者から「(これから真珠をつくる)稚貝の被害が最も大きく、影響が長引きかねない」と懸念する声が上がった。鈴木知事は、来年1月から県水産振興事業団で育てる稚貝の数を増やし、春以降に業者に提供する考えを示した。

 県の調査によると、冬場の高水温や4~6月のプランクトンの減少などが原因とみられる。