安倍晋三首相は5日にロシア極東ウラジオストクでプーチン大統領との会談に臨む。北方領土問題を含む平和条約締結交渉について、当初目指していた6月の大筋合意が不発に終わった経緯を踏まえ、交渉の仕切り直しを図る。領土問題解決の環境整備と位置付ける共同経済活動では、国後島と択捉島の観光ツアーの10月試行を確認する。日本政府関係者が2日明らかにした。

 北方領土を巡っては、メドベージェフ首相が8月に択捉島訪問を強行するなどロシア側による実効支配を強める動きが目立っている。安倍首相はプーチン氏と領土問題解決への意思を改めて確認し、交渉前進への機運を取り戻したい考えだ。