愛知県の大村秀章知事は2日の記者会見で、豚コレラ感染地域に限定した豚へのワクチン接種について、業界団体などの意見をまとめて報告するよう関係各県に要請した農林水産省の対応を「極めて遺憾」と批判した。

 「家畜伝染病の予防、まん延拡大防止は国に責任がある。生産者への周知や全国の産地のコンセンサスを取る作業は国がやるべきで、非常に不十分なやり方だ」と述べた。

 農水省は要請の際、接種した豚はワクチンの対象区域外には流通させないことを前提とした。大村知事は「豚は全国規模で流通しており、制限がかかれば愛知の養豚業は壊滅する」と指摘した。