文化庁は2日、パリの世界遺産ノートルダム寺院の大火災を踏まえ、国宝や重要文化財に指定された建物の防火対策指針をまとめた。必要な消火設備の設置や、老朽化した設備の交換を所有者に求め、日常的なチェック態勢を強化することが柱。世界遺産と国宝については市区町村が現地調査し、月内に結果を報告するよう要請した。

 指針は、消防法で設置が義務付けられている自動火災報知機や消火器以外にも、地震を感知して電気を自動的に遮断する「感震ブレーカー」や貯水槽などの設置を求め、劣化や動作不良の設備は交換する必要があるとした。