徳島県吉野川市山川町地区の山崎忌部神社で2日、11月にある皇位継承の重要祭祀「大嘗祭」で献上される麻織物「麁服」を作るための麻糸が、神社の氏子らでつくる「阿波忌部麁服調進協議会」に引き渡された。今月10日に「初織式」が行われ、織り上げた麁服を皇居に納める。

 麻糸は、同県美馬市木屋平地区のNPO法人「あらたえ」が県から特別な許可を得て、4月に種をまいて栽培した大麻の茎の繊維から糸車で紡ぎ、4反分に当たる長さ約50キロの光沢のある強い糸が完成した。

 白装束の男性2人が木箱に納められた麻糸を神社に運び、神事が執り行われた後、協議会のメンバーに引き渡した。