奈良県警桜井署で2010年、勾留中の男性医師=当時(54)=を死亡させたとして、特別公務員暴行陵虐致死容疑で書類送検された警察官2人を不起訴とした奈良地検の処分について、奈良検察審査会は2日までに「不起訴相当」と議決した。「不起訴を覆すに足りる証拠がない」とした。8月28日付。

 医師は10年2月、手術ミスを巡る業務上過失致死容疑で逮捕され、勾留中に桜井署で死亡。死因は急性心筋梗塞と判断されたが、遺族の依頼で遺体の鑑定書を調べた岩手医大教授が、取り調べ中の暴行が原因として特別公務員暴行陵虐致死容疑で奈良県警に告発した。