国立感染症研究所などは2日、2020年東京五輪・パラリンピックに向け、東京都の新宿御苑でデング熱の原因ウイルスを媒介する蚊の駆除訓練をした。夏の大会は蚊の活動期と重なり、海外から感染者が訪れた場合、刺した蚊がウイルスを広める恐れがあるため。

 訓練は敷地内の蚊からデングウイルスが見つかったとの想定。蚊を捕まえて生息密度を調べてから殺虫剤をまき、蚊が減ったか検証する手順だ。

 14年には約70年ぶりに国内感染が確認されたが想定外だったため対応にてこずった。感染研の葛西真治・昆虫医科学部長は「パニックにならないよう訓練して備え、被害を最小限に抑えたい」と話した。