戦没者遺骨収集事業を巡る遺骨の取り違え問題で、厚生労働省は19日、ロシア国内の9カ所で収集した遺骨597人分が日本人のものではない可能性があると発表した。専門家が14年前から疑いを指摘していたが、同省は公表せず、ロシア側にも伝えていなかった。既に日本人ではないなどと判明している16人分を除き、今後DNA型鑑定を実施し、再度確認する。

 厚労省によると、取り違えた可能性がある遺骨は、1999年7月~2014年8月にロシアのイルクーツク州やハバロフスク地方など9カ所の埋葬地で、現地の資料や証言などを根拠に日本人の可能性が高いとして収集したものだった。