江戸時代後期に長崎・出島のオランダ商館長らが和装し、日本の蘭学者が洋装して、商館長一行の江戸滞在時の定宿「長崎屋」で“仮装パーティー”を楽しむ様子を描いた水彩画が、14日までにオランダで見つかった。

 長崎屋は、蘭学者の前野良沢や大槻玄沢も訪れた日蘭学術交流の拠点だった。絵を調査した松田清京都大名誉教授は「蘭学者の語学力が飛躍的に向上し、オランダ人と親密に文化交流していたことを裏付ける貴重な史料だ」としている。「長崎屋宴会図」と命名され、購入した神田外語大(千葉市)が11月に付属図書館で公開する。

 水彩画は1822(文政5)年の宴会を描いたことも分かった。