金融庁は11日、大規模な保険の不正販売が発覚したかんぽ生命保険と日本郵便に対し、保険業法に基づいて立ち入り検査を始めた。営業現場の実態や不正がまん延した原因を解明し、業務改善命令などの行政処分を年内にも下す。事実上の国の信用力をバックにしながら問題を起こした日本郵政グループには厳しい視線が注がれており、経営管理や営業体制の抜本的な是正を求める。経営トップの責任問題に発展するのは必至だ。

 金融庁の検査官らが11日午前9時ごろ、かんぽ生命と日本郵便が本社を置く東京・大手町のビルに入り、両社に検査着手を告げた。検査期間は2カ月を超える可能性がある。