海上自衛隊への食品納入を巡る汚職事件で、贈賄容疑で逮捕された業者が納品する際、海自の2等海曹今井伸幸容疑者(47)=収賄容疑で逮捕=の検査を受けるようにしていた疑いがあることが10日、神奈川県警への取材で分かった。検査を不正に行うため、周到に準備をしていたとみて、県警は実態解明を進める。

 県警によると、納入される食品の海自の検査官は今井容疑者を含めて6人おり、納品量に応じて担当者数を決めていた。贈賄側の食品製造会社「明食」(神奈川県横須賀市)の社長吉田公一容疑者(52)は検査時、最初に会場を訪れ、今井容疑者の検査を受けるために並んでいたとみられる。