【ブリュッセル共同】化学兵器禁止機関(OPCW、本部オランダ・ハーグ)は9日、旧日本軍が第2次大戦の終結前後、中国に遺棄した致死性のイペリットなど毒ガスを使った化学兵器について、中国の90カ所以上から約7万6300発が発見され、このうち5月末までに5万3500発以上の破壊が確認されたと発表した。化学兵器禁止条約により、日本は処理の義務を負っている。

 この数は吉林省敦化市ハルバ嶺に埋まっている推定33万発を含んでいない。ハルバ嶺を訪れたOPCW執行理事会のペルギーニ議長は、発掘や破壊に当たる日中当局の協力をたたえた上で「依然多数が埋まっている」と述べた。