柔道の世界選手権男子81キロ級イラン代表のサイード・モラエイが同国政府から、敵対するイスラエル選手との対戦を棄権するよう圧力をかけられた問題を受け、国際柔道連盟(IJF)理事を務める全日本柔道連盟の山下泰裕会長は1日、「すごくびっくりした」との所感を述べた。IJFが中心になって安全を確保し、モラエイはドイツに渡っている。

 山下会長によると、モラエイは8月28日の4回戦後「大事な話がある」とIJFに窮状を訴え、イラン政府から「辞退しなければ家族を殺す」と脅されたことなどを語ったという。

 モラエイは準決勝で敗れ、3位決定戦でも屈した。