胡弓や三味線の哀愁漂う音色に合わせ、編み笠を目深にかぶった男女が舞う「おわら風の盆」が1日、富山市八尾町で幕を開けた。秋の訪れを感じさせる涼やかな風が吹く中、沿道の観光客らが優雅な踊りに酔いしれた。3日まで。

 江戸時代から約300年続く伝統行事。午後3時ごろ、集落ごとにグループとなり、町内を踊り歩く「町流し」が始まり、そろいの浴衣や法被を着た地元の男女が石畳の古い町並みを歩き、ゆったりとした踊りを披露した。

 同地域では収穫前の稲が風水害に遭わず、豊作になるようにとの願いを込め、立春から210日目の9月1日から3日間を「風の盆」と呼ぶ。