東日本大震災の津波で被災した宮城県名取市閖上地区にある、ゆりあげ港朝市の会場で1日、炭火で焼いたサンマを味わう恒例の「さんま祭り」が開かれた。不漁の影響で1週間延期されたが、北海道で水揚げされた2千匹を用意し開催にこぎ着けた。

 開始時間の午前6時前から長蛇の列ができた。来場者はサンマを1匹ずつ受け取ると、自ら網に載せて焼きたてを味わった。

 祭りは、ゆりあげ港朝市協同組合が主催し、今年で34回目。震災が起きた2011年にも開催された。同組合の桜井広行代表理事(65)は「不漁の時期にこそサンマを振る舞って喜ばせたかった。復興支援のお返しをしたい」と話した。